Q&A
[食生活:その他]
「和食」ならたくさん食べても大丈夫?
妊娠中の体重を管理するためには「和食が良い」と聞きました。最近、食欲が増しているのですが、「和食」ならたくさん食べても大丈夫ですか?(妊娠29週)
「和食」中心の食生活をすすめられることが多いようですね。「和食」には里芋やこんにゃくなどの芋類や、豆類、ごぼうやれんこんなどの根菜類、しいたけやしめじなどのきのこ類、わかめやひじきなどの海草類…と、食物繊維を多く含む食品が使われています。特に水溶性の食物繊維には、体内でコレステロールや糖質の吸収を抑える働きがあります。
また、洋食や中華に比べて、油脂の使用が控えめのメニューが多いこともメリットのひとつですね。
ただし、和食でも天ぷらや竜田揚げなどの揚げ物や、ウナギの蒲焼きなどは摂取エネルギーや脂肪が多くなりやすいメニューなので、食べすぎないように注意しましょう。また、塩や醤油、みそなど、調味料の塩分の摂りすぎにも気をつけたいものです。(市販されている「だしの素」の中にも、塩分が多く含まれるものがあります。)厚生労働省で策定されている「2010年版 日本人の食事摂取基準」では、18歳以上の女性で1日の食塩量は7.5g未満が良いといわれています。だしの旨味をしっかり効かせた「煮物」や、酸味のある「酢の物」などは減塩効果があるのでおすすめのメニューです。
体重のチェックをしながら、「和食」の良いところを上手に取り入れるとよいですね。